日時:2012年11月10日(土)・11日(日) 午前9時30分~午後6時 
場所:JICA沖縄国際センター
来場者数:4,469名





     
 サモア人とサモア隊員OV
(筆者:右端)
 大洋州から来た研修員との記念撮影  大洋州隊員OV




 秋とは思えないほどの暖かい天候の下、11月10~11日に沖縄・浦添市で開催された『国際協力・交流フェスティバル2012』に参加してきました。初日は半袖でも陽射しを浴びるとじんわりと汗をかくほどの陽気で、11月半ばということをしばし忘れるぐらいでした。


今回は大洋州を紹介する特設ブースでの説明と、「世界の歌と踊り」と題されたイベントの中で大洋州特有の陽気なダンスを披露するという任務ということで、大洋州各国の隊員OVが10名ほど本土からお手伝いに呼ばれました。サモア隊員OVでは、上嶋円香さん(H18/2・美術)、加藤康弘さん(H22/2・PCインストラクター)、木村竜輔(H21/2・理数科教師)の3人ではりきって臨みました。


 初日の10日(土)は、JICA沖縄の小幡所長による挨拶でイベントが開催し、午前中から夕方にかけて、大洋州の展示ブースで各国隊員OVからの任国紹介を行ないましたが、同じ大洋州ということでいろいろと文化が似ている半面、似て非なる文化の違いが際立ち、横で聞いていた私たちも大変興味深かった印象です。


夕方には体育館に用意された特設ステージで「世界の歌と踊り」と題したイベントが開催され、大洋州に限らず、アジア・中南米・アフリカ・中東などの研修員が、各地域の特徴的な歌と踊りを披露してくれ、観客の皆さんも大興奮でした。


我々大洋州メンバーは、30名近い研修員とともに、ポリネシア特有のカヌーダンスやサモアのダンスなどを皆で披露しましたが、最後には(サモアでもよくありましたが)観客をも引き込んで一緒になって踊るほどの大盛り上がりでした。ダンス自体は前夜のリハーサルで一度打ち合わせただけだったので、練習らしい練習もほとんどなくかなり不安でしたが、いざ当日を迎えると「もうどうにでもなれ!」と開き直って完全に“楽しむモード”へ切り替わり、終わってみれば隊員OVも研修員も額に汗を浮かべながら、笑顔で握手をして終えることができ、大成功でした。
 ※ちなみにサモアから来ていた研修員は5名でした。


 2日目の11日は朝から雨であいにくの天気となり、午前中に予定していた市民との街歩きイベントが中止となってしまったものの、その時間を利用して研修員と市民とのトークによる交流会で盛り上がりました。

午後に用意されたサモアの紹介では、小さなブースにも関わらず、前日に行なわれた他国の紹介を大きく上回る来場者数(総勢20名以上?)でサモア特有の文化や面白エピソードを交えたクイズに興味を持ってもらえたと思います。
その後、サモアから来ていた研修員たちによるカヴァ儀式の実演を行ないましたが、意外にも多くの方がカヴァの試飲を希望され、苦いカヴァの味を楽しんでいました。(事前にきちんとマズイと伝えていたのですが、珍しい飲み物ということもあって試してみたい人が多かったようです)

また、研修員たちも途中から気分が乗ってきたのか、頼んでもいないのにその場で勝手に音楽を流し始め、サモアンダンスを踊りだしてしまうところが、サモア人らしい自由さを感じさせてとても微笑ましかったです。


2日間のイベントを通して、沖縄の市民の方々にサモアをはじめとする大洋州の魅力や文化を少しでも知ってもらうことができ、お手伝いをさせていただいた私たちとしても嬉しい限りでした。また、このイベントの準備や研修員との交流で、新たにサモアという国の素晴らしさや面白さを再認識することができたのもよい発見でした。今後もこのようなチャンスがあれば、ぜひとも参加させていただき、サモアのアピールをしていきたいなと思います。


【木村竜輔 平成21年2次隊(理数科教師)】







テキスト ボックス:
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作成日:2012/12/1
【国際協力・交流フェスティバル2012】