日時:2012年6月17日(日) 14:10~
場所:秩父宮ラグビー場
公式サイト:http://sakura.rugby-japan.jp/japan/2012/id14683.html


   

 ラグビーは、サッカーや野球よりは身近でないが、伏見工業高校ラグビー部の泣き虫先生こと、山口良治監督の講演などは、楽しんだものである。サモアにシニアボランティアとして派遣された2011年9月と10月は、ラグビーワールドカップがニュージーランドで行われており、毎日の様にテレビで放映されていたので、ついつい見ていた。日本で見ていたのは、ラインを作ってボールを回す、走るラグビーであったが、ワールドカップ、それも上位の対戦となると、肉弾相打つラグビーで、今まで見てきたラグビーとは違って、格闘技そのものだった。健康診断のため日本に一時帰国した折、丁度IRBパシフィック・ネーションズカップ2012が日本で開催されており、幸運にもサモア代表(マヌサモア)VS日本代表の試合を、妻とともに観戦することができた。既に梅雨入りしていたが、秩父宮ラクビー場は、まずまずの天気であり、ハイボールを飲みながらの観戦で、くつろぎ且つ楽しむことができた。サモア代表の実力やスクラムを中心としたプレイスタイルから、個人的にはサモア代表の圧勝と日本人プレイヤーの肉体的ダメージを予想していたが、日本代表が2トライや2ペナルティゴールを決めるなどで、前半30分までは0—16とサモア代表をリードしており、日本代表勝利への期待が高まった。その後は流石にサモア代表が実力を発揮し、2トライや正確なゴールなどで逆転し、後半24分までは27—16とサモア代表が優位な展開となり、このまま終わるかと思われた。しかしながらその日の日本は、いつもと違っており、残り3分前には、後半の2トライ目を挙げ、あと1点差と迫った。もしコンバージョンゴールが決まっていれば、日本代表が勝てたかもしれなかったが、最終的には、27-26で日本代表が惜敗した。サモア代表は、全勝でIRBパシフィック・ネーションズカップ2012の優勝チームとなり、上半身裸のラガーが、シバタウを踊り、秩父宮ラグビー場に詰めかけた約6000人の観客から、祝福を受けた。会場の一部に陣取っていたサモア人たちも、大声を上げて喜んでいた。試合中は気付かなかったが、私の真後ろの席に、元横綱武蔵丸(生まれはアメリカンサモア)が観戦に来ていたので、許可を得て一緒に写真を撮った。ラクビー場からJR信濃町駅への帰り道、隣の神宮球場で全日本大学野球選手権大会の準決勝をやっており、無料で入場できるとのことだったので、観戦のはしごをして家路についた。9か月ぶりの日本であったが、とても充実した日曜日の午後を過ごすことができた。

 【北住 基 平成23年2次隊(冷凍機器・空調)】 

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サモアの国歌斉唱、Manu-Samoaのハカ・PK、日本ゴールシーンなど以下でご覧になれます。

http://www.youtube.com/user/banekkosamoa?feature=mhee へのリンク













テキスト ボックス:
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【ラグビー日本代表 VS Manu Samoa戦】
作成日:2012/7/7