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【アジアの祭典チャリティーバザー】
作成日:2013/4/26

           
   




日時:2014年4月8日(火) 11:00~15:00
場所:ANAインターコンチネンタルホテル東京 地下1階大宴会場


     
左:新隊員(H26-1)
中:レアタさん(以前JOCVで働いていました。)
 大使を囲んで(左はSVの方です。)  会場で見つけた美人親子

 平成26年4月8日。この日は私にとって忘れられない日です。なぜなら、初めて「サモア」に触れた日だからです。

 昨年の夏に届いた青年海外協力隊の合格通知。そこに記されていた「派遣国:サモア」という一文。不勉強な私の第一印象は「どこ??」。それに尽きました。そこから、派遣に向けての準備や課題と並行して、サモアのことを調べました。どんな歴史があるのか、どんな伝統があるのか、どんな特産品があるのか、どんな人たちが住んでいるのか。情報はあまり多いとは言えませんでしたが、少しずつイメージを持つことができました。
 しかし、私が手に入れた情報は、あくまでも本やインターネット上の、「他の人の手によってまとめられた情報」にすぎません。やはりどこか、自分の実感からは遠いものだったように思います。 
 
 そして、4月8日。この日はANAインターコンチネンタルホテル東京において【アジアの祭典チャリティーバザー】が開催されました。派遣前訓練の移動に都合がよかったため、候補生という立場ではありますが、参加することを決めました。会場に入ってまず驚いたのが、人の多さ。本当にたくさんの人たちが、このバザーに訪れていました。各ブースには各国の特産品や色とりどりの民芸品などが所狭しと並んでいます。それぞれの国の民族衣装を着た方がステージで踊り、陽気な音楽が流れ、楽しそうな話し声や笑い声が聞こえ、各国の伝統的な料理のスパイシーな香りがただよい、それはもう大変なにぎわいでした。各国の関係者が、来場者に自国を積極的にアピールする姿が印象的でした。活気あふれる会場の雰囲気に、私も元気をいただけたように感じました。
 
 そして、訪れたサモアブース。私の目、耳、肌で感じたサモアは、とにかく明るくて、パワフル。初めて会ったにも関わらず、サモアの方々も、サモアに関わった日本の方々も、笑顔で接してくれ、話しかけてくれました。協力隊に合格しなければ、派遣国がサモアにならなければ、もしかしたら一生知ることがなかったかもしれない国。そんな偶然の出会いを嬉しく思うと同時に、派遣への不安感が一気に吹き飛んだ気がしました。事前に手に入れた情報の何百倍も「サモア」という国を感じることができた、貴重な機会になりました。訓練に臨み、ちゃんと「隊員」になること、それが私の目下の目標です。しかし、私の頭の中は、あのバザーのとき、短時間だったけれど、接することができたサモアの雰囲気で、もうすでにいっぱいです。サモアに派遣されたら、活動をしっかりと行うとともに、明るく、陽気に、楽しく過ごす、サモアの人たちと一緒に、「サモアンライフ」をしっかりと味わいたい、と思っています。
 

 【藤原 岬 平成26年1次隊(小学校教育)】