第2回協力隊まつり
「地球がふるさと~守ろう地球の環境」

日時:2008.4.19(Sat)~4.20(Sun)
場所:JICA地球ひろば

更新日:2008/05/03

平成20年4月19日(土)及び20日(日)の両日、昨年に引き続き広尾のJICA地球ひろばで第2回「協力隊まつり」が開催され我がサモアOB会も参加しました。当日は朝から曇り空でかつ強風が吹きすさむといった天候となりました。午前10時に現地集合し、設営に取り掛かりました。従来、1テント分をまるまる使用していたのですが、今回は出展団体が多いとのことで半テント分のスペースしかあてがわれませんでした.。このスペースで「パンケケ」及び「民芸品」販売、さらには「写真展示」を行なわなければならないのは非常に厳しいものがありましたが、何とかスタッフ全員が協力をして設営を行いました。また平行して午前11時少し前には参加団体の代表が集まり、協力隊活動で亡くなられた方々のために建立された「碑」に献花、そして黙祷を捧げたののち、金子JOCA会長より開会宣言が行なわれスタートしました。今回の協力隊まつりは、協力隊とシニアボランティアの募集説明会にぶつけての開催のため昨年に比べれば少しは人出は見込めるのではないかと思います。とは言っても日比谷で行なわれるグローバルフェスタのような盛大さを望むのはむずかしいですが、それなりにこの協力隊まつりもアットホーム的で良いかもしれません。今回、パンケケは、昨年同様「カフェフロンティア」に主材料の調達及び仕込までをお願いしました。このため準備作業は非常に軽減され、ブースでは揚げるだけとなりました。「カフェフロンティア」の方々本当にありがとうございました。カフェフロンティアの厨房にパンケケの材料を取りに行き販売前の試食用として揚げてみると従来我々が作成しているものより「おいしい」なぜなのか。実はこれは昨年も感じたことで、何か料理のプロとしてカフェフロンティアのシェフが隠し味を入れているのではないかとの思っていましたが、今回その疑問を解消するためカフェフロンティアのスタッフに確認をしたところ特に当OB会が渡したレシピー以外のことは何もしていないとの回答でした。そう考えると何が違うのか、結論としてはあることが分かりましたが、サモアパンケケレシピー秘伝として公表は差し控えます。皆さん回答を考えてみて下さい。なお、回答はそんなことでこれほど味を左右するのかと「パンケケ中興の祖」藤田OBも驚いたようなことです。それはさておき、パンケケの販売は、客の絶対数が足りないためやはり思ったほどは売れません。ただ本日は眠れぬ獅子が目を覚ましたとでも言うのでしょうか昨年10月のグローバルフェスタの際にビッグサポータとして活躍してくれた稲田さんがパンケケを見事なまでに揚げているのです。簡単そうに見えるパンケケ作成ですが左の写真のように丸くするのは腕とセンスが要求されます。そういったことで短時間で丸いパンケケを作成できるようになった稲田さんのポテンシャルには驚かさせられました。味については前述したようにバージョンアップしているので子供、女性、男性と多くの層から好評でした。またリピータも回を増すごとにパワフルになってきており、本日の最高リピータ記録は5回と驚くべきものがありました。本当に作成冥利に尽きるといっても過言ではありません。またリピータの一人の小学生の女の子からは「パンケケ」が大好きなので、秋の日比谷公園で行なわれる「グローバルフェスタ」には絶対出展して欲しいとの依頼が早くもありました。本当にうれしい限りです。今回はこのリピータに加え、強力なサポータが現れました。その名は腹話術人形の「トーマス君」です。写真を見て下さい。靴が機関車トーマスの靴をはいているのでその名前だそうです。トーマス君はサモアブースの前でパンケケを宣伝し、販売促進の協力をしてくれました。これにより売り上げも伸びました。また大塚Jrは人形の操作方法や特にしゃべり方については割り箸を両サイドの歯でかみながらしゃべるとうまくなるとの教えてもらい非常に興味を持ち真剣にやっていました。そしてその後各ブースを腹話術師と一緒に回るなどはまってしまいました。そして彼は自称一番弟子と名乗りその腹話術師を師匠と仰いでいたようです。余談ですが今回の経験を通じて彼は将来腹話術師になるとの夢を持ったようです。テレビなどではたまに腹話術を見かけますが、実際にナマデ見たことがある人はそれほど多くないのではないでしょうか、かく言う私もその一人でとても楽しみました。そしてさらに驚くべきことがあり、この腹話術師は本イベント用に雇われた方かと思っていましたが、実は協力隊OB(理学療法士)ということしゃべりなんかや客に対する対応などプロ顔負け、本当に驚きでした。トーマス君協力ありがとうございました。前述したように今回のイベントは協力隊及びSVの説明会と同日であったことから募集要項を手に入れて見ましたが、私が応募した昭和63年当時と比べるとずいぶんとその職種も多種多様となり、技術系だけではなく「青少年活動」や「環境教育」といったソフト系の職種も増えてきたように思えます。いずれにしても途上国のニーズが多様化してきていることによるものだと思います。ブースでは将来、協力隊に行きたいと強く思っている方やまだ将来は決めていないけど様子を見に来た人など様々な方とお会いしました。特に協力隊に行きたいと思っている皆さんの夢が叶うことを心より祈っています。強い意志、そしてあきらめなければ夢は叶う。私はそう信じてます。将来、この協力隊まつりで話をした方が何年か後にそれぞれが協力隊OBとして話が出来ることを楽しみにしています。第一日目はこうした中、。無事に終了し、延長戦に突入し近くの居酒屋で打ち上げをしました。写真の最後にあるのがそのときに食べた「餃子」です。「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる「ぬりかべ」にそっくりだったので撮影しました。そう思いませんか。スタッフの皆さん一日お疲れ様でした。

【当日協力スタッフ】
・藤田(H1/1 無線通信機)  ・澤井OB(H6/2 音楽)  ・清水OB(H6/3 数学教師)  ・藪内OG(H9/1 家政) 
・稲田さん ・大塚(S63/3 システムエンジニア) ・大塚Jr
【訪問者】
・小金丸さん(元JICAサモア国担当) ・伊藤さん(現JICAサモア国担当)

【第1日目の模様】



二日目は、午前9時30分集合、時間前に到着するとすでに柴さんが来ていました。この柴さんは今年の2月に平野児童館におけるサモアイベントを企画してくれた同児童館の先生です。その関係で、今回お忙しい中を我がOB会のために手伝いに来てくれました。感謝感謝。前日はテントが半分しか使用できませんでしたが、本日は隣にいた「ミクロネシアOV会」が撤退したため1テント分丸々使用できることとなりラッキーです。そして昨日などの反省点などを踏まえ、柴さんと協力して設営にかかる。児童館でのイベントを一緒にやったということもあり、二人の息はぴったり他のスタッフが来る前にほとんど設営完了。柴さんのパワフル(この行間は一緒に設営をした私しか分からないでしょう)さには脱帽。さすが児童館の先生(褒めてます)。さて本日は日曜日、今までの経験上、土曜日よりも人出が多いので楽しみです。やはり予想していたとおり昨日に比べると人では多いようです。そして本日は先の柴さんに加え、サモアンSIVAの達人の河野OGと今回新たに役員に加わった金谷さんとその2人のJrが加わりました。そうそう忘れておりましたが、昨日に引き続きトーマス君も応援に駆けつけてくれました。昨日は大塚Jrがトーマス君にはまっていましたが、本日は藪内OGがはまりました。下にある写真をご覧になって頂ければ分かるとおり本人は結構マジで楽しんでいました。そしてその後はちょっとシャイな金谷Jrがトライしました。人形が少し重たそうでしたが上手に人形を操作していました。将来は腹話術師になるといったかは定かではありません。
話は変わりますが、このイベントではスタンプラリーを行なっています。各ブースでは本イベントのテーマである「環境」というキーワードに即したクイズを出題しており、当OB会からは【Q.環境にやさいしサモアに無いものは何でしょうか? A. ①床が無い②壁が無い ③そんなの関係ねえ】という問題を出題しました。また前述したとおりミクロネシアOV会が本日は出展を取りやめたことからスタンプラリーの同OV会分が欠番となり、急遽当OB会が代わりにスタンプを押すこととなりました。当OB会のクイズ正解者には自動的にミクロネシアOV会分を押すことも考えたのですが、趣向を凝らし裏回答として受け狙いの回答をしてくれた方にはミクロネシア分も押すことにしました。出題者の意図する回答は当然のことながら③です。子供も大人と次々と正解をしていきます。ここで子供を扱う専門化である柴さんがやってくれました。③と答える子供に「アクション」も加えさせたのです。さすがにそこまでは知恵が回らず、その発想には脱帽です。楽しんでやる子供もいれば、何で今頃といってしぶしぶする子供など楽しいスタンプラリーになりました。大人にもアクションをとも思いましたがさすがに言えませんでした。そして本日は面白い出会いがありました。ある国のJOCVのOBが女子高生といっしょに当ブースを訪れ、パンケケを購入してくれました。その際にパンケケのレシピーについて詳しく聞いてくるのでその理由を聞いたところ、秋の文化祭で「パンケケ」を販売をしたいとのことでした。前回の平野児童館のイベントでも同様でしたが、パンケケ中興の祖藤田さんがサモア3000年の歴史とは言わないまでも十数年をかけ、現在の味まで高めたことからレシピーはサモアOB会の秘伝中の秘伝であり、おいそれとは外部に公開することはできない。しかしながら、目の前のピチピチの女子高生の制服姿を見るとおじさんとしては何とかしてあげなければとの思いに駆られ、協力を約束しました。また文化祭が11月ということなので、10月のグローバルフェスタで当サモアOB会のブースでパンケケの作成をOJTで学ぶこととなりました。今から秋のグローバルフェスタが楽しみです。

【当日協力スタッフ】
・藤田OB(H1/1 無線通信機) ・藪内OG(H9/1 家政) ・河野OG(H10/1 臨床検査技師)) ・金谷OB(H9/3 測量)
・金谷Jr ・柴さん  ・大塚OB(S63/3 システムエンジニア)
【訪問者】
・山本SV(H14SV 船舶)  ・澤井OBのお母さん


【第2日目の模様】



【OB会パンフレット】
 ※3つ折タイプ



【絵はがき】 各1枚:50円 ※購入ご希望の方は以下にメールを下さい。
         samoa@fafetai.net 送料はご負担下さい。
      
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