謎のサモアの美女軍団現る
~サモアンSiva教室(Fia Fia Samoa)~
更新日:2006/12/13
最近、東京都杉並区西荻窪界隈で夜な夜なサモアの美女軍団が出没するという噂が流れている。この噂を聞きつけ当OB会では事実関係の確認のため特別捜査班を編成し、調査に乗り出した。出没するというのはほぼ毎月曜の夕方、捜査班は月曜だというのに仕事を早々に切り上げ上司のヒンシュクの視線を感じつつ中央線で現地に向かった。あいにく乗車していた電車が事故の影響で四谷の駅に20分も立ち往生してしまった。西荻窪に着いた時にはすでに夜の帳がおり誘惑に駆られるようなネオンが煌々とともった午後7時近くになっていた。捜査班はこの誘惑を断ち切り、出没するという噂の現場へ行くべく駅前の商店街を上井草方面へ歩き出した。程なくして商店街が終り、これに呼応してかのように薄暗い道(よっぽど月明かりで照らされたサモアの道の方が明るく感じた。)になった。しばらく進むと前方に木々に覆われた建物が見えてきた。そうここが噂のサモアの美女軍団が出没すると言われていた場所だ。捜査班に緊張が走った。耳をそばだててみるとかすかではあるがサモアンミュージックが聞こえてくる。建物の中へ入る、中は閑散としており人の気配が感じられなかった。音を頼りに薄暗い階段を恐る恐る上って行く。その音は3階のある部屋から聞こえていた。恐る恐る捜査班はその音のする部屋の中に入った。その瞬間捜査班は息を呑んだ。なんと
ラバラバを着ている3人の女性がサモアンSivaを踊っているではないか。これがあの噂のサモアの美女軍団!、その踊りも一糸乱れずに、いつもばらばらのサモア人がことSivaとなると驚異的な集中力と団結力が沸きあがってくるまさにあのサモア人のごとくだ。この集中力と団結力については、多くの在サモア経験者であれば感じたことではないだろうか。よく見ると一人は今年のグローバルフェスタ2006で当OB会ブース前で見事なサモアンSivaを披露してくれた藤原さん、そしてもう一人は我がOB会の河野さん、残る一人はサモア大好き少女の宗川さん(むねかわ)であることが判った。その後、トンガ・ジンバブエのOG乙幡さん(おっぱた)が参加し、Sasaの練習となった。初めは息が合わなかったが、そこはSimilarモアンで徐々に息が合い、最後にはまさにどこから見てもSasaという見事に完成された踊りになった。そうこの美女軍団こそ前述した今年のグローバルフェスタ2006で当OB会ブース前でサモアンSivaを披露してくれた藤原さん創ったサモアンSivaグループ「Fia Fia Samoa」の練習風景であった。現在このグループは来年4月下高井戸で開催予定の桜祭りでのサモアンSivaを披露することを目標に練習を重ねている。少人数で和気あいあいの中にも厳しさを感じさせるものであった。興味のある方は以下の日程で練習を行っているので是非参加し、サモアにタイムトリップしてみてはどうだろうか。
【練習風景】
siva-video1.avi へのリンク siva-video2.avi へのリンク
【今後の練習日程】 |
開催日 |
開催時刻 |
開催場所 |
2007年1月8日(月) |
18時30分~ |
西荻区民センター第3和室 |
2007年1月15日(月) |
18時30分~ |
西荻区民センター第3和室 |
2007年1月22日(月) |
18時30分~ |
西荻区民センター第3和室 |
2007年1月29日(月) |
18時30分~ |
西荻区民センター第3和室 |
※西荻区民センター
JR中央線西荻窪駅から徒歩10分 Tel:03-3301-0811
【Tina Fujiwaraさん プロフィール】
❖幼少の頃よりクラシックバレエに親しむ。
❖大学時代ポリネシア文化に興味を持ちハワイ、サモア、フィジー、トンガ、沖縄などを頻繁に訪れそれぞれの島で伝統舞
踊と言語を学ぶ。
❖2000年Ku’uleinani
Polynesia Culture School入門。
❖2002年7月より野村流琉球古典音楽師範である宮城克年氏の東京公演に毎月レギュラー出演。
❖2004年多国籍ダンスユニットAPECを結成。ハワイアンフラ、バリダンス、琉球舞踊とのコラボレーションを果たし精力的に
活動の幅を広げる。また3回にわたってWATASHI発表会を主催。
❖2006年5月ハワイ大学サモア学部にてサモア語を学ぶ。プロサモアンダンスチームUSOHの初日本人メンバーとして活躍
。翌月サモアに渡り独立記念日祭に出演、タウポウの称号を授かる。
❖2006年10月サモアンダンスグループとしてFia Fia Samoaを設立。青年海外協力隊サモアOB会との協力により「日本で
サモアを楽しむ」をモットーにサモア文化の普及に努める。
【主な出演経歴】
❖2002.07 宮城克年サンシンライブ@葛飾かりゆし/毎月レギュラー出演
❖2003.02 Music is Fasion@渋谷Simoon
❖2003.12 沖縄文化を学ぶ体験学習@埼玉犬原市南小学校
❖2004.04 第1回WATASHI発表会主催
❖2004.08 第2回WATASHI発表会主催
❖2005.03 津波チャリティーイベントゴトンロヨン@青山Kay
❖2005.10 遊郭@渋谷Womb
❖2005.11 Rhythm!@渋谷ONOFF
❖2006.01 新世紀バリ@日暮里サニーホール
❖2006.05 レイデーフェスティバル@ハワイシェラトンモアナサーフライダー
サモアフェスティバル@ハワイポリネシア文化センター
❖2006.06 独立記念フェスティバル@サモアVailoa church
❖2006.09 第3回WATASHI発表会主催
JATA世界旅行博@有明ビッグサイト
❖2006.11 秋のフラ祭り@横須賀ソレイユの丘
遂にその姿を現したサモアの美男美女軍団
~サモアンSiva教室(Samoana Samoa)~
更新日:2007/04/08
昨年12月の荻窪潜入リポートによって明らかになったあの「謎のサモアの美女軍団」であるが、その後男性2名を加え、さらにパワーアップをし、「サモアの美男美女軍団」として生まれ変わっていた。そして平成19年4月1日、東京ではさくらの満開を向かえ、各地では桜祭りが開催されていた。そのひとつ下高井戸「大さくら祭り」に現われたのである。事前にその情報を入手していた特別捜査隊は会場である「大さくら祭り特設ステージ」で彼らを待ち構えた。午後12時30分過ぎ、ほら貝の音を合図に手作りの衣装をまとった彼らが「特設ステージ」にその姿を現した。そしてSivaが始まった。まず最初は「Sasa」、ドラムの軽快なリズムに合わせダンサー達が登場した。ダンサーたちは軽快かつ力強い、そして相手との呼吸、間を計りながらの見事なまでのダンスフォーメーションを披露した。蛇足ではあるがこの「Sasa」は昨年12月、荻窪に潜入レポートをした際に初めて練習に着手したものであった。そして次にスタンダードなサモアンダンス。サモアに滞在していたときのことを思い起こさせるまでの繊細かつ優雅な踊りであった。人々はフラダンスを知っていてもサモアダンスは知らないという方がほとんどのこの状況ではあるが、Sivaが終わる頃にはすべての人々が彼らのSIVAに引き込まれていたことをレポーターとしてお伝えしなければならない。また毎週一回練習を重ねここまで完成度の高いものを作り上げた彼らの努力は賞賛に値する。そして今後も日本におけるサモアの広報に取り組んでくれることを心から期待するものである。